キャラクターの背景を削除、透過する方法を紹介します。イラスト、アニメ系において一番品質が高い背景削除ノードを比較します。
おすすめの背景削除ノードは2つ
BRIA AIとMarigold
背景を削除するノードは他にも「Rembg」がありますが、品質が低かったので省きました。
エッジが綺麗に出て万人受けがいいのは「BRIA AI」。人によっては「Marigold」という感じでした。
実際に比較してみましょう。
元画像
翼が消えてますがこれはイレギュラーなので仕方なし
BRIA AI
Marigold
元画像
BRIA AI
Marigold
元画像
BRIA AIは瞳など一部が欠けていますが、これくらいならペイントソフトで簡単に直せますね。
BRIA AI
Marigold
それぞれのインストール方法
BRIA AI
ComfyUI ManegerからBRIA_AIをインストールします。
BRIA AIはモデルのダウンロードしないと使えませんので、次のURLから「model.pth」ダウンロードします。
https://huggingface.co/briaai/RMBG-1.4/tree/main
※model.safetensorsだと使えませんでした。
「model.pth」を次の場所に移動します。
ComfyUI/
└── custom_nodes/
└── ComfyUI-BRIA_AI-RMBG/
└── RMBG-1.4/
├── put model here.txt
└── model.pth
モデルを入れた後にComfyUIの再起動は必要ありません。
Marigold
ComfyUI ManegerからMarigoldとImpact Packをインストールします。※Impact Packに必須のノードがあるため。
Marigoldのモデルは初回の使用時にダウンロードが自動的に行われます。
BRIA AIの使い方
ワークフローは簡単です。
マスクを使うこともできますね。
Marigoldの使い方
全体のワークフローは次のようになっています。
Marigoldのノードで重要な点は「invert」を “false” に変更することと、control_after_generateを “fixed” に変更する点です。
それ以外はデフォルト設定です。ここを詰めればもっと品質を高められるかもしれません。
シード値を固定する理由は、ToBinaryMaskというノードで閾値 (threshold) を調整する際に、毎回長い時間を掛けてDepth Mapを生成する手間を省くためです。
つまりこのワークフローではToBinaryMaskで画像ごとに閾値を毎回調整する必要があります。
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