公式のComfyUIインストール手順の紹介です。Automatic1111とモデルの共有方法も記載しています。AIイラストを作るならComfyUIを強くお勧めしています。
ざっくり紹介
どの方法も非常に簡単です。
1つ目の方法は「ファイルをダウンロードして解凍する」だけ。
2つ目と3つ目の方法は「非公式ランチャーをインストール」して使う方法。
おすすめは “圧倒的に1つ目” です。ランチャーの不具合に悩まされずに済みます。
1つ目を試して起動しなかった場合のみ、2つ目以降を試してみてください。
【推奨】公式のインストール方法
ComfyUI(カンフィーユーアイ)のダウンロード先です。
https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI
下にスクロールして「Direct link to download」をクリックしてダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルを「7-zip」で解凍します。※エラーを回避するために可能であれば7-zipを推奨します。
これで展開したフォルダにある「run_nvidia_gpu.bat」からComfyUIを起動できるようになりました。
時期によってはComfyUIのバージョンが古い状態になっている場合があります。
後に導入することになると思いますが、「ComfyUI Manager」でComfyUIの更新をすることを覚えておいてください。
フォルダ名は変えても大丈夫
ダウンロードして解凍したフォルダの中身は、フラットな構造になっています。
つまり、実行に必要なファイルがすべて同じ階層に配置されているため、フォルダ名を変更したり、中身を別のフォルダに移動したりしても、ComfyUIの動作に影響はありません。
生成してみる
実際に生成できるのかテストしてみましょう。
そのためにモデルが必要ですが、既に別のWeb UIを使っている場合「モデルの共有」ができるのでこれも紹介します。
ファイルの内容を書き換えることで共有できます。
ComfyUIフォルダーの中に「extra_model_paths.yaml.example」というファイルがあります。
このファイル名の「.example」を削除して、「extra_model_paths.yaml」にします。
そしてこのファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。※VSCodeで編集しています。
Automatic1111用(a111)のプリセットがあらかじめ用意されています。
「base_path」の部分を書き換えるだけで、モデルやVAE、LoRAなどのモデルが自動的に共有されます。
今回は筆者はこのように変更しました。
追加でControlNetのパスが違ったので書き換えています。
恐らく皆さんも同じように書き換える必要があると思います。
extensions/sd-webui-controlnet/models
ComfyUI → models → checkpointsの順にファイルを開きましょう。
「put_checkpoints_here」と書かれたファイルがある場所にモデルをコピーします。
それでは「run_nvidia_gpu」からComfyUIを起動してみましょう。
自動的にブラウザが開きますが、開かれない場合は次のURLにアクセスしましょう。
「run_nvidia_gpu.bat」をテキストエディタで開いて次の起動引数を追加します。
--disable-auto-launch
追加後
.\python_embeded\python.exe -s ComfyUI\main.py --windows-standalone-build --disable-auto-launch
pause
モデルが読み込まれているか確認しましょう。モデル名をクリックすることで変更できます。
右下の「Queue Prompt」から生成できます。
お疲れ様です。エラー無く生成できたらこれでComfyUIの導入は終了です。
Queue Promptの上にある小さな歯車を押すと設定画面が開きます。
ここから先は次の順番で記事を読んでいくと効率的にComfyUIを使いこなせるようになると思います。
最初は覚えることが少し多いと感じると思いますが、やってみると意外と一日でマスターできる量だったりするので軽い気持ちで学んでみてください。
非公式ランチャー「Stability Matrix」
これがComfyUIをインストールできる一番簡単な方法だと思います。
Stability Matrix公式サイトに非常に分かりやすいダウンロードボタンがあります。
Stable(安定バージョン)をダウンロードしてランチャーを起動します。
データフォルダにMatrixのインストール先を指定します。
おすすめにComfyUIが表示されていればここから選択してインストールできます。
おすすめのモデルの提案をしてくれます。
あとはインストールを待つだけです。
Launchから起動してみましょう。
指定されたURLにアクセスすればComfyUIの操作ができるようになります。
非公式ランチャー「pinokio」を使う方法
非常にマイナーですが、ComfyUIを全国民に使ってほしいという思いがあるので、こちらも紹介します。
メリット
- 足りないツールやライブラリをインストールしてくれる
デメリット
- ランチャーのバグかComfyUIのバグか分からない
- いつまでサポートしてくれるのか分からない
- フォルダーの構造が分かりづらい
- ファイル容量の肥大化
- 情報が少なすぎる
- 手順が違うため、今後他の解説記事を参考にし辛い
- 自動化が多いため透明性が低い
メリットが初心者にとって非常に強力なので、使ってみる価値はあります。
どうしても使いたいけどエラーが出て利用できない場合は、このランチャーを試してみましょう。
まずこちらのサイトに飛びます。
中央にある「Download」ボタンからインストーラーをダウンロードできます。
インストーラーを起動するとそのままこの画面に移行します。
インストール先を指定して「Save」を押すと「pinokioのインストール」が始まります。
「Welcome.」と表示されます。次にComfyUIを「Discover」から見つけましょう。
必要なツールやライブラリといったコンポーネントが自動で検出されます。インストールしましょう。
ある程度時間が掛かるので気長に待ちます。もしかしたら選択肢が出てくるかもしれません。
インストールが完了しました。OKをクリックすると次に進みます。
ComfyUIのフォルダ名をここで変更できます。今回はデフォルトのままでいきます。
後はホーム画面からComfyUIを起動できるようになります。
実際にURLにアクセスして起動確認をしてみましょう。
掲示板
コメント一覧 (2件)
偶然今日ComfyUIを試したくなったので助かりました、正直触ってみてもイマイチ理解が出来なかったので使い方記事も楽しみにしています
多分ためになる記事書くので待っててください。